Diary

2013.11.11
KEIKO KITAGAWA

『ルームメイト』公開中



先日、無事に映画『ルームメイト』が公開初日を迎え、
初日の舞台挨拶では沢山のお客様にお越しいただきました。
壇上に上がるまでは、お客様の反応が気にかかっていましたが、
皆様から温かい拍手を頂けて本当にほっとしました。

この作品は演出や映像の効果など、細かい部分まで
とても繊細に計算されて作られていますので、ぜひ、二度、三度とご覧になってください。
一度目とまた違った発見があると思います。

毎回、一つの作品が終わるたびに、寂しさを感じるもので、
今回もまた初日を終え、達成感と少しの喪失感で、私の心には哀愁が漂っています。(笑)
古澤監督とのお仕事は本当に楽しかったなぁ。
予告にも使われたとあるシーンの撮影で、監督に「悪い顔してましたよ」と褒めて頂いたのはいい思い出です。
またご一緒できますように。今日からも日々、精進です。



麗しの恭子姫と。
ルームメイト、ぜひ劇場でご覧くださいね。

今日は皆様にお知らせがあります。
11月13日に写真集のメイキングドキュメンタリー「27+」がDVDとBlu-rayで発売されます。
写真集の撮影の裏側に密着してもらったメイキング映像と、ロングインタビュー、
夏の握手会のイベントの模様が収録されています。
先日一足先に完成したものを見たのですが、出演作(ドラマや映画)以外で自分の映像がDVDになるのは初なので
なんだか不思議な感じでした。
延々、素の私が写っているだけのDVDでした。
そして私、なんだか無駄に男らしかったです。私、こんな風に人から見られているんですね…。
勇気のある方、ぜひ手に取ってみてください。



ところで、このDVDの帯に書いてある“素顔の裏側”って、結局どういう顔なのでしょうね。
素顔の裏側ってことは裏の顔になっちゃいませんか。(おだまり)

この度は初めてカレンダーも発売させていただく事になり、予約販売が始まっているようです。
DVDの詳細と併せて、よろしければ公式HPをチェックしてみてください。

最後に久しぶりに観劇のお話を。
先日、真矢みきさんに誘って頂き、花組公演『愛と革命の詩(うた)アンドレア・シェニエ/Mr.Swing!』を観劇しました。
蘭寿とむ様がご卒業を発表されてから初の観劇でした。

今回のお芝居は、貴族階級が滅びゆき、新しい時代を求める革命家たちが勢力を広げていた激動のフランス革命を時代背景に、
実在の詩人アンドレア・シェニエと貴族令嬢マッダレーナとの恋を描いた、
シンプルかつ王道な、間違いなく感動できるお話でした。
花組の皆様のお芝居は言うまでもなく素晴らしく、
蘭寿様の男役のエッセンスが下級生の方々にまで受け継がれているその組全体の光景に
私は大昔から蘭寿様のファンであったかのような感慨がありました。

また、個人的にはだいもん様(望海風斗さん)の語りからお芝居が始まり、だいもん様でお芝居が終わるところがとても印象に残りました。
冒頭で観客を物語に引き込み、最後にまた物語を締めるという重要かつとても難しい役割を、本当にこのお方はそつなくこなされて、
星の王子様の時もそうだったけれど、見れば見るほど力のある方だなぁと改めて尊敬しました。
美しくて、かっこよくて、歌もダンスもお芝居も迫力があって。どこまでもだいもん様は素敵でした。

蘭乃はな様の初の貴族役と思えない美しさと気品に目を奪われ、
楽しみにしていた蘭寿様と役代わりのレイちゃん(柚香光さん)と、だいもん様のメガ美形トリオの場面で悶絶し…語り尽くせませんが本当に良かったです。

二幕のショーMr.Swing!では、蘭寿様のその学年から来る男役の貫禄、
ご卒業を決められたからこその達観されたオーラになぜかしみじみ、感慨深くなりました。
全体としては蘭寿様の色を受け継いだ花組の皆様と、月からいらっしゃった美しい明日海りお様の融合がとても華やかなショーでした。
皆さんキラキラしていて素敵でした。

次の日比谷は壮一帆様の雪組公演「Shall we ダンス?」です。
宝塚ファンは本当に一年中忙しいです。