Diary
地方キャンペーンを終えて
こんばんは。
私は映画『抱きしめたい』のキャンペーンのために、この半月で名古屋、大阪、福岡、網走と
各地を飛び回っておりました。
宣伝活動は過密なスケジュールで行われますが、その土地で出会った方々のお人柄や、合間に頂いたお食事など
風土を感じながらのプロモーションは新鮮で、行く先々でエネルギーを頂いたように思います。
各地で行った舞台挨拶では沢山のお客様にお越しいただき、作品に感動して頂いたことはこの上ない歓びでしたが
その中でも特に地方キャンペーンの最後に伺った網走で、つかささんのご家族に映画を観て頂いたこと、
そしてつかささんのお母様から「ありがとうございました」というお言葉をかけて頂いたことは、とても感慨深い出来事でした。
対面した時、お母様にもたくさんお話ししたいことがお有りだったと思いますし
私にもお母様にお伝えしたいことはたくさんあったはずなのに
お母様の「ありがとうございました」の一言に色んな、すべての想いが集約されていたのを感じ、
それを理解した時、私はふいに鼻の奥がつんとしてうまく言葉を繋げることが出来ませんでした。
お母様が私を通じてご息女をご覧になっているのを悟り
今お母様の瞳に映っているのがつかささんなのであれば私は泣くべきではない、笑っていようと思いました。
実際そんなにうまくはいかなくて涙をこらえることに必死でしたが、つかささんのご家族にお会いできて良かったです。
つかささんの生きた証が繋がって、和実くんと雅己さんは強く生きていらっしゃいました。
つかささんのご家族とお会いする前日、網走に向かう飛行機で読み始めた重松清さんの「かあちゃん」という本と重なって
(これがまたとても感動する本で、結局ホテルで夜更かしをして一晩で読んでしまったのですが)
母が子を思う気持ちの深さ、親と子の絆を目の当たりにしたようでした。
塩田監督が「この作品は死を描いているのではない、生を描いている。
だから見終わった時に温かい気持ちになれる映画にしたい」と常々おっしゃっていた通りに
私も、切なくも温かい気持ちになりました。
親孝行しなくちゃなぁ。と、いい大人が何を今更、という感じですが、ふと思ったりしました。
地方キャンペーンを終え、2月1日の公開まで『抱きしめたい』のプロモーションもラストスパートです。
キャンペーンと並行して、次の作品やそのまた次の作品の準備やお稽古ごとも始まっています。
ひとつひとつ、一日一日を一生懸命に、丁寧に過ごしたいと思います。
先ほど「かあちゃん」のお話をしましたが、最近またよく本を読みます。
この3年ほどなぜだか台本以外の本を読もうとしても集中できないことが多かったのですが
またコンスタントに読もうという気になってきました。
この数年は小さな文字を目で追うことにすぐに疲れてしまって、
本の世界に入り込んでイメージしたり没頭することが難しくなっていました。
あまり気にしていないつもりでしたが、昨年まで「大殺界」と呼ばれる悪い3年間だったらしいので
関係あるのかもしれませんね。それか、ただの眼精疲労だったら悲しいですね。(笑)
最近また色々と読んでいるので、いつかまとめてオススメを紹介できたらと思います。
大殺界など関係なく非常にコンスタントに続いていたのが宝塚観劇ですが
今年は晴れて大殺界あけましたので、さらに頻度を上げております。
先日、また雪組さんに行ってまいりました。
毎度のケイ違いで皆様にうんざりされないか心配ですが
美しい舞羽美海ちゃんの姿を独り占めするわけにもいかないので載せます。
美海ちゃんとパンケーキを食べながら純粋に熱く宝塚ファントークを延々と続け
(美海ちゃんは元トップ娘役さんということをこちらが忘れてしまうほど、清く正しく美しい生粋の宝塚ファンです)
翌日雪組さんへ。
もともと居た雪組さんということで、とっても嬉しそうな美海さまでした。
雪組さんにパワーを頂き、笑顔がキラキラの可愛い美海ちゃんに癒されました。
この日は幸せ、幸せと美海ちゃんと連呼し別れました。(笑)
演目については前回熱く語りすぎたので控えますが
(いえ本当は咲奈様(彩風咲奈さん)や大様(鳳翔大さん)、娘役さんもお一人ずつ熱弁したいのですが)
凄く個人的な報告を一つだけ。先日ロックスターSAGIRI様のウィッグがピンクバージョンで
次はブルーバージョンも見てみたいと言っていたあの場面…今回…ブルーでした。(涙)
当たり前ですがブルーも麗しくて素敵でした。ちぎ様(早霧せいな様)ありがとうございます。
現在の私の楽しみは『Special DVD-BOX KAZUHO SO』をいつ開封するか考えることです。
開けたら指紋ついちゃうからね。開けたいけど見たいけど。まだ開封せずに拝んでます。
要するに、私は相変わらず元気です。