Diary
ヒキタさん!ご懐妊ですよ
本日情報解禁になりました。
10月に公開の映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」に出演いたします。
原作は作家のヒキタクニオさんがご自身の経験をもとに書かれたエッセー小説で、ヒキタさんと、ふた回りほど年の離れた妻・サチさんのご夫婦の物語です。
主演の松重豊さんがヒキタさんを、私がサチさんを演じました。
ヒキタさんご夫妻は男性不妊の現実を受け止めながら夫婦二人三脚で治療と向き合います。
私は今回の作品に取り組むに当たって不妊治療について詳しく知ったのですが、
夫婦の絆と、困難にぶつかっても挫けない強さがなければ到底なし得ない大変なことだと思いました。
私にはその経験がありませんでしたので、いかにサチさんの葛藤、苦悩をリアルに表現するかが課題でした。
松重さんとの年の差は現場でもちょっとしたネタになっていましたが(笑)、私としてはとても自然に、夫婦になれたと感じています。
これまで何度も共演をさせていただいて、信頼関係がすでにできた状態でクランクインできて良かったです。
子どもが生まれるというのは当たり前に起こるようで、
たった一つの卵子とたった一つの精子が巡り合って初めて起きる、とんでもない奇跡です。
この映画を見て、私の命もそんな奇跡によってこの世に生を受けたのだと身震いしました。
家族のいる方もいない方も、お子さんのいる方もそうでない方も、子どもが欲しい方もそうでない方も、
命の尊さを感じられる心温まる作品になっています。
ちなみに、コメディです。たくさん笑って見ていただけますので、公開を楽しみにしていてくださいね。