Diary
鹿児島日記【鹿屋篇】
鹿児島日記三日目、最終日です。
西郷どんの勉強は二日目で終わっていましたので、最終日はフリーでした。
せっかくなので帰りの飛行機の便を夕方にして、朝から鹿屋まで足を延ばしてみました。
鹿屋までは市内からフェリーを使って行きました。
一番のお目当ては鹿屋基地だったのですが、まずは荒平天神へ行きました。
正式名称は菅原神社ですが荒平天神という呼び名の方が浸透しているようです。
海に突き出た岬の小高い岩上に建立されていて、菅原道真を祀る学問の神様として親しまれているとのことで
この日は雨だったのですが頑張って登ってきました。
晴れていたらインスタ映えする神社として人気だそうですが、雨のおかげで独占状態でした。
まるで神社が海に浮かんでいるかのようで美しかったです。
荒平天神をあとにし、向かったのは海上自衛隊鹿屋航空基地です。
ここは鹿児島に行くことが決まってからずっと熱望していた場所で、来られて感激でした。
まず素晴らしいのが、屋外展示されている二式大型飛行艇。
これは最初の特攻機(銀河24機)を片道2900キロのウルシー座礁まで誘導した名機で、世界に現存する唯一の二式大艇です。
雨で良い写真が撮れず残念ですが、しかと目に焼き付けました。
他にも海上自衛隊で活躍したUS-1、P-2J、P2V-7、R4D-6、S2F-1、SNB、SNJ、B-65、KM-2、メンター、V-107、HSS-2A、OH-6、BELL-47
が展示されており、日本最大の海上自衛隊の歴史を見られます。
そしていよいよ資料館の中へ。
一階は現在の海上自衛隊航空部隊の活躍を主に展示されており、
二階は海軍航空の歴史、第二次世界大戦で特攻作戦で突撃を敢行した特攻隊員の方々の写真、遺品、遺書などが数多く展示されています。
資料館の一階のショーケースには艦船「矢矧」や
艦船「大和」が。
そして二階には三菱零式艦上戦闘機「零戦」が展示されていました。
これは垂水沖と吹上浜の海底から引き上げられた二機の零戦を、三菱重工業の技術支援で鹿屋航空基地工作所の隊員の方々が修復され
ともに補う形で二機を一機にした零戦52機です。
操縦席も見ることができました。
エンジンもあります。
以前、「真夏のオリオン」という映画に出演した際、実際に戦争に行かれた方にインタビューをさせていただく機会があり
そのときから鹿屋の基地には強い関心がありました。
小野田寛郎さんの本や、百田尚樹さんの「永遠の0」を読み余計に鹿屋にいってみたいと思っていたところでしたので
今回の機会はとても嬉しかったです。
永遠の0の主人公の宮部久蔵さんのモデルでもあったとされる方も2階に写真や遺品が展示されていました。
特攻の方々が出撃された日付順に写真が展示されており、終戦の日でその展示も終わるのですが、なんとも言えない気持ちになりました。
私は戦争を知らない世代ですから、見学できて本当に良かったと思います。
そしてもう一度、鹿屋を訪れた上で永遠の0を読み返そうと思います。
「魂のさけび」を買って鹿屋基地を後にしました。
ここはまた、晴れた日にもう一度訪れたいと思います。
鹿屋基地のあとは放心状態になりつつも、とんかつ「竹亭」にてとんかつをいただきました。
さくさくした衣とジューシーなお肉。キャベツてんこもり。これが本店の味か!!と感動し完食しました。
ランチ後は鹿児島神宮、
霧島神宮へ足を運び、樹齢800年の御神木に触れて帰りました。
最後は117年前からあるという、嘉例川駅をみて空港へ向かいました。
にゃん太郎は勤務時間外でした。(笑)
空港では言うまでもない、明石屋さんのかるかんを大量に購入し大満足で帰りました。
最終日は西郷どんとは少し離れた旅になりましたが、鹿児島をより知ることができ
以前から行きたかった場所へも訪れることができ、充実した一日でした。
あとは私が薩摩弁をマスターすれば良いのです。薩摩弁を。頑張りとうございもす。