Diary

2019.10.09
KEIKO KITAGAWA

日本に恋したゴッホ~北川景子が歩く天才画家の旅路~

皆様にお知らせです。 10月12日(土)に「日本に恋したゴッホ~北川景子が歩く天才画家の旅路~」(夜7:00-8:52、BS日テレ)が放送されます。 なぜ人々はゴッホに熱狂するのか。 その人気の理由を知るべく、今年の夏にヨーロッパへ旅してきました。 ガイド役を務めてくださったのは、作家の原田マハさん。 原田さんの小説「たゆたえども沈まず」を携え、オランダからフランスと、ゴッホが暮らした街でその軌跡を追いました。 初めて訪れたアムステルダムでは、ゴッホ美術館で憧れの作品と対面しました。 オフの時間にはクレラー・ミュラー美術館へも足を伸ばして。 そしてフランスではゴッホが過ごしたサンレミの療養院へも。 オフの時間に夜のカフェやラヴー亭、ゴッホの部屋へもいくことができました。 ゴッホ好きとしては、とてもとても贅沢な旅でした。 ゴッホといえば、情熱的で激しい画家というイメージがありますが、私はゴッホの絵を見るたびに、自然を愛し、純粋で、懇々とアートに打ち込んだ一人の男のイメージが浮かんできます。 自然や、農作物、身近な人や物を題材に選びながらも、決してありふれたものにならない作品。型にはまらない、自由で、滾るような表現。 「ゴッホってどんな人だったんだろう?」という長年持ってきた素朴な疑問を、私なりに解き明かしていく旅でした。 ドキュメンタリー番組に臨むたびに「伝える」ことの難しさを感じますが、 今回の旅はとにかく感じたことを感じたままに偽りなく話そう、と思って臨みました。 きっとこの頃のゴッホはこうだったのかな、こうだったらいいのにな、と、私の願望も大いに含まれた主観的な旅ですが、ご覧になった皆様がどう感じるのかとても楽しみです。 私は今回の旅で、ゴッホについて知っているようで知らなかった事もたくさん知りました。弟テオの存在の大きさについてもそうでした。 全てのゴッホ好きに贈る番組であることはもちろん、ゴッホにこれまで馴染みのなかった方にも知っていただける良いきっかけとなる番組だと思っています。 ふらりとご覧いただけたら嬉しいです。